黒門カルチャーファクトリー
非日常感
大阪府日本橋にある「黒門カルチャーファクトリー」は日本橋の地下にある不思議な空間です。
その場所を想像してもらうのにぴったりなキーワードは魔法です。
まさにハリーポッターの世界観。
さらにハリポタヲタクの私から言わせていただくと、グリフィンドールとスリザリンの談話室を掛け合わせた雰囲気です。
(ハリポタファンはこの表現で想像できるはず 笑)
さて今回はそんな黒門カルチャーファクトリーのロゴ制作のご紹介です。
イメージを固める。
部屋の雰囲気がかなり印象に残るので、その雰囲気にマッチするロゴにしていきます。
実は私はこの黒門カルチャーファクトリーさんでしばらくスタッフとしてお世話になっておりました。
秘密基地のような特別感のある体験ができる空間で、冒頭にお話しした通り、魔法界に迷い込んだかのような感覚にもなります。
で、まっさきに思い浮かんだのがフクロウでした。
もっというなら英国紳士のフクロウです。
アンティーク家具が揃っているので、英国紳士のイメージがその時沸いてきたんでしょうね 笑
単純といえば単純ですが、この感覚はとても大事です。
ロゴを見ただけでどういった雰囲気の場所であるか・または会社であるかというのはこの感覚から導き出すことが多いです。
伝えたいイメージを具体的モチーフ(言葉)にしてアウトプットすることが大切なのです。
そんなこんなでモチーフは決まったのでどういう形にするかを考えていきます。
ちなみにこんな感じの場所です↓
どこで使うのか
先ほどお話しした通り、私はこの黒門カルチャーファクトリーでお世話になってました。
もちろんデザイン物をまかせてもらうことが多かったので、このロゴを作る時、「どこにどう使うのか」を考えました。
例えば販促物であったり、名刺であったり。ユニフォームを作るのであれば絶対必須になるはず。などなど。
知名度がまだない状態なのである程度のインパクトというか覚えやすさみたいなのも欲しいななんて思ったりしていました。
そこで、シルエットにしようと思ったわけです。
情報をあえて少なくし、色の面積を増やすことで存在感のあるロゴに仕上がります。
丸型のロゴも用意することで、さらに印象に残る+使い勝手のいいロゴに仕上げていきました。
今回のモチーフはフクロウ。でも英国紳士っぽさもほしい。
まるっこい可愛らしいというより、キリッとしたパリッとした感じです。
なのでミミズクの形にしました。蝶ネクタイがすさまじく似合う!!!
と、このようにスラスラと作っていって完成です。
この記事を書きながら当時のことを思い出したのですが、やはり所属して中身をよく知ってるとスラスライメージが出てきます。
(動物モチーフは元々得意だったこともありますが)
よく考えると当たり前のことですが、実際にデザインの仕事を受ける時、最も大事なところって、やはりヒアリングなんだなと感じます。
その会社・その人をよく知ることが大事で、その中でも自分がどう表現するのが得意なのかをきちんと理解した上で、クライアントの何の情報が必要なのかを把握しておく。
例えば、気持ちを表現するのが得意なのであれば、クライアントのバックグラウンドだったり、普段どんなことを考えてるのかを掘り下げていく。
そういう自分なりの聞くポイントみたいなのって、あらかじめまとめておくとスムーズかもしれませんね。
今回は所属して、自分の聞きたい情報が全部最初からあるというチート状態でスタートだったので、かなりいいロゴがスピーディーに仕上がりました。